ドローポーカーの遊び方・コツを徹底解説！ ルール・役の強さ・用語の意味も紹介

近年は、ポーカーと言えばテキサスホールデムが日本でも人気になってきています。ゲームにおいてもテキサスホールデムを採用するケースが多いです。

ただ、以前は日本人が親しむポーカーと言えば、「ドローポーカー」と呼ばれるタイプでした。

カジノで遊べるポーカー「ホールデム」とはルールが異なり、シンプルでわかりやすいのが魅力です。

今回は、そんなドローポーカーの遊び方・ルール・役の強さや勝つためのコツなどについて、紹介していきます。

ドローポーカーとは？

ポーカーには、さまざまな種類があります。

テキサスホールデムなど、全プレイヤー共通のカードを用いて遊ぶのが「ホールデム」です。カードの交換はありません。ポーカーチェイスなどのようなゲームに採用されたり、オンラインカジノで遊べたりするのはテキサスホールデムが多いです。

ドローポーカーは、カードを「ドロー（交換）」して強い役を作るタイプのポーカー全体を指します。俗にインディアンポーカーとも呼ばれ、日本人には馴染みが深いゲームです。

ドローポーカーにも、ファイブカードドローや2-7など種類がありますが、ここでは日本でメジャーな「ファイブカードドロー」を基準に見ていきましょう。

ドローポーカーのルール

ドローポーカーでは、プレイヤー全員に5枚のハンド（手札）が配られます。ハンドは、最後まで誰にも見せません。その様子から「クローズド・ポーカー」と呼ばれることも多いです。

5枚のハンドの中から、フルハウスなどの強い役を作り、参加者全員のハンドより強ければ勝ち、弱ければ負けになります。

ホールデムとは異なり、プレイヤー全員で共有するカードはありません。

さらに、最初に配られたハンドを一度だけデックのカードと交換することができます。交換回数は1回のみですが、枚数には5枚までであれば制限がありません。

ハンドを捨ててドローすることから、ドローポーカーと呼ばれています。

使用カードはジョーカーを抜いた52枚、またはジョーカーを含めた53枚です。

プレイ人数は、2人から8人までとなっています。

ドローポーカーの遊び方・流れ

ドローポーカーのルールは、とても単純です。配られたハンドを見てどのカードを捨てるか判断し、ドローして強い役を目指すだけ。ここでは、より詳しいドローポーカーの遊び方を実際の流れに沿って説明していきます。

席に座り参加費を払う

まずは、席に座って参加費を払いましょう。参加費はアンティと呼ばれるもので、テーブルごとに設定された金額が異なります。

設定されたアンティ分のチップをテーブルに置くことで、ゲームに参加可能です。

ディーラーボタンが置かれる

ゲーム開始前に、ディーラーボタンが置かれます。

ディーラーボタンは、そのラウンドで一番最後にプレイする人を表す目印です。ポーカーにおいては、一番最後の人が有利だとされています。これは、参加者全員の動きを見てから判断できるためです。

ディーラーボタンを最初に置く場所は、プレイヤー全員にカードを1枚ずつ配って決められます。一番強いカードを引いたプレイヤーに、ディーラーボタンが置かれるのが一般的です。

なお、ディーラーボタンとは言いますが、カードを配るディーラーの役割を指しているわけではありません。

ブラインドの処理を行う

続いて、ブラインドの処理を行います。

ブラインドは、カードを配る前に行われる強制ベットです。ディーラーボタンが置かれたプレイヤーの左隣のプレイヤーが、スモールブラインド（SB）となります。そのさらに左隣のプレイヤーが、ビッグブラインド（BB)です。

「10-20-40」のテーブルでは、アンティがチップ10枚、SBが20枚、BBが40枚となります。

BBはSBの2倍の金額を支払うことが多いです。

カードが配られる

ブラインドの処理を行った後は、ディーラーによりカードが配られます。ディーラーボタンの人を中心にして、時計回りで配るのが基本です。

参加者全員に5枚ずつカードが配られたら、残りのカード（デック）を伏せた状態でテーブル中央付近に置きます。

カードが配られたら、自分のハンドをしっかり確認しましょう。

第1ベッティングラウンド

カードを確認したら、第1ベッティングラウンド開始です。

配布されたカードを確認して、SBのプレイヤーから時計回りでベットするかどうかを決めます。ベッティングラウンドのアクションの種類は、以下の通りです。

レイズは、一般的には直前のプレイヤーのベット額の倍額以上で行います。

チェックは、そのベッティングラウンド中、自分より前のプレイヤーが誰もベットしていない状態でのみ可能です。

誰かがオール・インした後は、コールする金額に満たなくてもオール・インに参加可能です。その場合、自分もオール・インをすることになります。

ただし、賭け金が少ないため勝利しても賭け金に応じた額しか支払われません。

なお、序盤からオール・インする行為はマナー違反とされているので注意しましょう。

また、フォールドするとこれまでベットしたチップは没収されます。

フォールドをした人の手札は、公開されません。

ドローを行う

第1ベッティングラウンド後、ドローが行われます。

各プレイヤーが自分の手札のカードを捨て、新しいカードと交換できるフェーズです。交換は1回しかできませんが、枚数は5枚までなら無制限となっています。

「カードを伏せて場の捨てる」行為と「捨てたカードの枚数分デックからカードをドローする」行為を連続して行い、全員が完了したら次のフェーズに移るという流れです。

もちろん、交換を行わないこともできます。

第2ベッティングラウンド

全員のドローが終了したら、第2ベッティングラウンドです。

1回目と同様にディーラーボタンの左隣の人から、時計回りにアクションをしていきます。SBの人がフォールドしていたら、BB、BBもフォールドしていたらその左隣から開始です。

ここで行えるアクションの種類も、全て第1ベッティングラウンドと同じになっています。

ショーダウン

第2ベッティングラウンドが終われば、ショーダウンです。

全員がハンドを公開し、勝敗を決めます。参加者の中で一番強い役を作ったプレイヤーが勝利し、場に出ている全てのチップを一人で獲得するという形式です。

なお、複数人が同じ強さのハンドを所持していた場合は、場に出ている全てのチップを人数で等分します。

ただ、役は同じでも数字の強さによって順位が決まるため、ドローになるのはポーカーにおいて珍しいです。

2人でもできる！ドローポーカーの基本用語について意味を解説

ドローポーカーでよく使用される基本用語について、意味を解説します。

ドローポーカーの種類を紹介

ドローポーカーのルールについて説明してきました。ファイブカードドローを基準にしましたが、どの種類のドローポーカーでも大まかな流れは同じです。ただ、細かいルールが異なります。そこで、ドローポーカーの種類を3つ紹介しましょう。

ファイブカードドロー

ファイブカードドローは、最も一般的なドローポーカーです。

プレイヤー全員が5枚のハンドを持ち、カードをドローして役を作ります。これまで紹介してきたルール、ゲームの流れ通りのポーカーです。

2-7(デューストゥセブン)

2-7は、プレイヤー全員が5枚のハンドを持ち、カードをドローして役を作るポーカーです。

ファイブカードドローと違うのは、最弱のハンドを作った人が勝つという点。ファイブカードドローは、最強のハンドを作った人が勝ちます。

さらに、2-7トリプルドローというルールが一般的です。

ドローフェーズが3回あります。それに伴い、ベッティングラウンドも4回目まであるのが特徴です。ドロー回数が多いため、より弱いハンドを作りやすくなります。ベットの回数も多いため、ファイブカードドローよりも駆け引きを長く楽しめるのも魅力的です。

バドージ(バドゥーギ)

バドージは、2-7と同じように最弱のハンドを作った人が勝ちます。

ハンドは4枚です。

さらに、バドージというハンドの図柄が全てバラバラの状態があります。これを作ることを第一に考えるのが、バドージに面白いところです。

どんなに弱い役を作ったところで、バドージになっていなければあまり勝てません。

ドロー回数は、2-7と同じく最大3回です。

Aは、バドージにおいては1としてカウントされます。最弱のハンドが勝ちになるルールなので、Aが一番良いカードだということは変わりません。

ドローポーカーの役の強さまとめ

ドローポーカー（ファイブカードドロー）の役の種類を、強い順に紹介します。

ストレートは、「1,2,3,4,5」のようなハンドのことです。図柄が揃っていればストレートフラッシュ、揃っていなくてもストレートは確定します。

同じ役が成立している人が複数人いる場合、役を構成しているカードの強さで勝敗が決まります。

ドローポーカーのカードの強さは、2~K（13）までは数字の大きさがそのまま強さになる仕組みです。バドージ以外においては、Aは1とはカウントされず、Kより強い最強のカードとなります。

ドローポーカーの勝つコツ・攻略法を紹介

ドローポーカーのルールや遊び方について、説明してきました。ドローポーカーは単純ですが、それゆえに奥深いゲームです。そこで今度は、ドローポーカーの勝つためのコツ・攻略法を紹介します。

最初の5枚でできる役の確率を知ろう

ドローポーカーでは、最初の5枚でできる役の確率を知ることが大切。確率を知れば、勝負しやすいです。

最初の5枚でできる役の確率は、一般的には以下の通りだと言われています。

• ハイカード：50％
• ワンペア：42.3％
• ツーペア：4.8％
• スリーカード：2.1％
• ストレート：0.4％
• フラッシュ：0.2％

基本的に、フラッシュ以上の役は最初から出来ないものと考えましょう。

ドロー後の確率は状況によって変動しますが、役の作りにくさは同様です。この確率を知ったうえで、その都度戦略を練ることをおすすめします。

ペア・数字の大きなカードを残そう

ドロー時、ペアまたは数字の大きなカードは残すようにしてください。

ペアができていれば、スリーカード以上の役になる確率が上がります。初手でハイカードだった場合も、J以上の強いカードが来ている場合は勝てる可能性があるので残しておきましょう。

これは、ドローポーカーの基本です。

ただ、状況によって残すべきカードは変わります。

たとえば、同じ図柄のカードが3枚以上あるならフラッシュを狙うのもアリです。その場合、残すのは図柄が揃っているカードのみになります。

初手ハイカードで「5,7」のように1段飛びの数字があった場合は、ストレート狙いで残しておくのもアリです。

ただ、フラッシュやストレートを狙うと、外れたときにハイカードまたはペアなど弱いハンドになりやすいので、注意しましょう。

フラッシュやストレートの可能性があるカードが3枚以上ある場合に狙うようにすれば、比較的勝ちやすくなります。

ベット・レイズのタイミングを図ろう

ベットとレイズのタイミングは、ドローポーカーに限らずポーカー全体で非常に重要です。

ポーカーはブラフのゲームと言われており、ハイカードでも強気にベットすることで全員フォールドして一人勝ちすることもあります。

逆に、強いハンドを持っているからと言って早々に賭け金額を引き上げ過ぎると、全員がフォールドしてしまい勝利金を減らしてしまうことにもなりかねません。

基本的には、強い手札を持っていても第1ベッティングラウンドで賭け金を釣り上げることはしないほうが良いです。ベットするとしても少額にしておくと、周りを騙しやすくなります。

弱いときは無理せず降りて、強いときは周りに気づかれない程度に賭け金を少しずつ上げ続けるのがポイントです。周りのプレイヤーが気づかない範囲で、いかに大きく上げるかの駆け引きがポーカーの面白いところだと言えます。

フォールドは早めに行おう

ポーカーにおいて、降りる判断は非常に重要です。

ポーカーは、ベットとレイズにより賭け金が徐々に釣り上がります。フォールドの判断を誤れば大損することもあるので、注意が必要です。

ファイブカードドローポーカーには、2回しかベッティングラウンドがありません。そのため、フォールドは第1ベッティングラウンドで行うことをおすすめします。

フォールドをすべきなのは、初手ハイカードで「フラッシュ」「ストレート」を目指すこともできず、強いカードが一枚も無い状態です。この状態ではハンドを全て交換するしかなくなり、強い役を作りにくくなります。

諦めて、第1ベッティングラウンドのうちにフォールドしておきましょう。

また、ドローポーカー以外のポーカーでもフォールドは早い方が良いとされています。

ドローポーカーはオンラインカジノで遊べない

ドローポーカーは、一般的なオンラインカジノでは遊べません。

オンラインカジノに限らず、カジノはホールデムが盛んな国で運営されることが多いです。そもそも、世界的にはポーカーと言えばホールデムという認識になっています。

オンラインカジノは世界中に提供されているサービスなので、全世界の人が遊びやすいようにしなければなりません。そのため、ポーカーはテキサスホールデムやカジノホールデムなど、「ホールデム」のみに偏っています。

さらに、オンラインカジノはシステム上ドローポーカーを再現するのが難しいです。複数人のプレイヤーが同時参加し、カードを交換して役の強さを競います。接続面での課題、ドロー枚数の管理や公平性などの観点で問題があり、採用しにくい状態です。

採用したとしても、需要が少ないため手間に見合った収益が得られないので、今後もドローポーカーが採用される可能性は低いと言えます。

現状、ドローポーカーが確認できたのは、ポーカースターズのみです。

→オンラインカジノで遊べるのはホールデムテキサス・カジノホールデム

オンラインカジノで遊べるポーカーは、ホールデムというタイプです。

ホールデムは、プレイヤーに配られるハンドとプレイヤーが共有するコミュニティカードを使い、最強の役を作った人が勝ちになります。ドローポーカーと異なり、ハンドの交換はできません。

ベッティングラウンドはコミュニティカードが場に出る度に行われるため、駆け引きを長く楽しむことができます。

オンラインカジノで遊べるホールデムの主な種類は、以下の通りです。

・テキサスホールデム
・カジノホールデム

どちらも大まかなルールは変わりませんが、カジノホールデムは「プレイヤーVSディーラー」の構図になり、テキサスホールデムは「プレイヤー同士のデスマッチ」の構図になります。

また、カジノホールデムはハンドが3枚になるなど派生ルールも多いです。

ホールデムが遊べるオンラインカジノは、以下の通りです。もちろん、下記は一例であり、多くのオンラインカジノで遊べるようになっています。

オンラインカジノで遊べるポーカーがプレイできる！おすすめオンラインカジノ5選

ここからは、オンラインカジノで遊べるポーカーをプレイできるオンラインカジノを5つ紹介します。具体的には、下記の通りです。

• ベラジョンカジノ
• カジノシークレット
• 遊雅堂
• ラッキーニッキー
• コニベット

それぞれ詳しく紹介します。

ベラジョンカジノ

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