カジノで対人戦ゲームとして大人気のトランプゲーム、テキサスホールデム。ルールは簡単なのですが、問題は確率。今回はそんなテキサスホールデムの気になる確率を分かりやすく解説していきたいと思います。
ホールカード(スターティングハンド)の様々な確率表
まずはじめに、最初に配られるカード『ホールカード』についての確率です。
ポケットペアが揃う確率
・任意のポケットペア=5.88%
・特定のポケットペア=0.45%
・ポケットペアがリバーまでにセット以上になる確率=19.18%
ポケットペアとは、ホールカードの時点でワンペアが確定されているカードのことです。❤︎A ♦︎Aとかですね。この場合、ボードにAが来るだけでスリーカードが成立したりと、ボード上の役に縛られない条件でプレイできるのでポケットペアは大変優位です。
そんなポケットペアですが、特定のポケットペアを指定しない場合は5.88%の確率で揃います。ポーカーの世界では比較的高いですね、つまり自分以外にもポケットペアのプレイヤーがいてもなんら不思議でありません。一方、特定のポケットペアを指定する場合はこの確率が0.45%にまで下がります。最も、特定のペアで欲しいのはAAやKKなどの強カードのみでしょうが、そう簡単には引かせてくれないと言うことですね。
そこからセット、つまりボードに同じ数字が1枚落ちる確率は19.18%と高確率です。このセットは相手に悟らせずに進行できるので高確率で勝ちに行ける強力な布陣なのでぜひ覚えましょう。
最強カード『A』がホールに来る確率
・Aがホールに来る確率=15%
・ポケットペアAAの確率=0.45%
・AKが揃う確率=1.2%
対戦相手と役が同じ場合、より数字の大きいプレイヤーが勝利となります。そんな数字の大きいカードの頂点がAなのです。A自体がホールに来る確率が15%とそこそこの確率ですが、AKの様な強力なカードが揃うことは1.2%とかなり稀。Aと強力なカードが手元に来た場合は強気に攻めよう!
ポケットペア、相手がオーバーカードになる確率(フロップ以降)
続いて、自分がポケットペア時に相手がリバーまでにオーバーカードになる確率をみていきます。
ホールカード |
フロップ |
ターン |
リバー |
---|---|---|---|
KK |
22.55% |
29.14% |
35.30% |
|
41.43% |
51.40% |
59.85% |
JJ |
56.96% |
67.95% |
76.31% |
TT |
69.47% |
79.86% |
86.87% |
77 |
92.17% |
96.82% |
98.76% |
これ以降の確率は言うまでもなく高いです。こうみると、オーバーカードの心配をしなくても良いのはAAとKKですね。
ポケットペアの勝率
仮にポケットペアになった場合、どれだけの勝算があるのか気になるところ。
そこで対戦相手が5人までの勝率を表にまとめてみました。間は端折ってますが、極端に変動しないためです。
ペア |
一人 |
二人 |
三人 |
四人 |
五人 |
---|---|---|---|---|---|
AA |
85.3% |
73.4% |
63.9% |
55.9% |
49.2% |
KK |
82.4% |
68.9% |
58.2% |
49.8% |
43.0% |
TT |
75.1% |
57.7% |
45.3% |
36.4% |
30.0% |
88 |
69.1% |
49.9% |
37.5% |
29.4% |
24.0% |
44 |
57.0% |
36.8% |
26.3% |
20.6% |
17.3% |
22 |
50.3% |
30.7% |
22.0% |
17.8% |
15.5% |
こうしてみるとAAでも決して油断できないんですね・・・、ただ2枚の時点で最強であることは間違い無いので強気で行きましょう!
フロップで有利なハンドになる確率表
最初に配られた2枚のスターティングハンドが、第2ラウンドのフロップでより強いハンドになる確率を表にまとめました。
確率を見ると第1ラウンドより代ラウンドの方がより強いハンドになる確率はそこまで高くないことがわかります。
スターティングハンド |
フロップで良くなるハンド |
確率(%) |
---|---|---|
ポケットペア | スリーカード以上 | 12.7% |
ポケットペア | スリーカード | 11.8% |
ポケットペア | フルハウス | 0.73% |
ポケットペア | フォーカード | 0.24% |
2枚のペアでないカード | ワンペア | 32.4% |
2枚のペアでないカード | ツーペア | 2% |
スーテッドカード | フラッシュ | 0.842% |
スーテッドカード | フラッシュドロー | 10.9% |
スーテッドカード | バックドアフラッシュドロー | 41.6% |
コネクター(45o-JTo) | OESD | 9.6% |
コネクター(45s-JTs) | ストレートドロー/フラッシュドロー | 19.1% |
コネクター(45o-JTo) | ストレート | 1.31% |
リバーで大きな役になる確率
リバーで大きな役になる確率を表にまとめたので見ていきましょう。
最大7枚のカードのうち、2枚のカードを揃えるワンペアは43.8%となっており、確率を見ても約半分の確率で揃えることができます。
しかし、ストレートやロイヤルストレートフラッシュなど、最大7枚のカードのうち5枚のカードを揃えるハンドは、0.003%~4.6%と確率を見てもなかなか揃えることは難しいでしょう。
大きな役は勝率が高くなるもののやはり揃えるのは難しいですね。
特にロイヤルフラッシュの0.003%約3万回に1回の可能性と考えると実際のプレイで見れることはなかなかないでしょう。
ハンド |
可能性の数 |
確率(%) |
---|---|---|
ロイヤル フラッシュ | 4324 | 0.003% |
ストレート フラッシュ | 37260 | 0.02% |
フォーカード | 224848 | 0.16% |
フルハウス | 3473184 | 2.5% |
フラッシュ | 4047644 | 3.0% |
ストレート | 6180020 | 4.6% |
スリーカード | 6461620 | 4.8% |
ツーペア | 31433400 | 23.4% |
ワンペア | 58627800 | 43.8% |
ハイカード | 23294460 | 17.4% |
ボードの確率と役が揃う確率
さて、ホールカードの確率を見たところで、次はボードの確率を見てきましょう!
ボードのカード確率
まず、ボードのみで考えた場合の確率を表でまとめてみました。
カードの並び |
例 |
確率 |
---|---|---|
ペア |
❤︎9 ♣︎9 ♣︎6 |
17.29% |
スリーカード |
♦︎6 ❤︎6 ♣︎6 |
0.24% |
全て同じスート |
♦︎1 ♦︎9 ♦︎7 |
5.2% |
3枚とも連続した数字 |
❤︎1 ♦︎2 ♠︎3 |
3.5% |
2枚の連続した数字 |
❤︎2 ♦︎3 ♠︎6 |
40% |
何もなし |
❤︎1 ♦︎5 ♠︎9 |
55.6% |
役が揃う確率
続いて、ボードを含めて・・・つまり7枚で役が揃う確率を表でまとめます。
役 |
組み合わせ |
確率 |
---|---|---|
ロイヤルフラッシュ |
4324通り |
0.003% |
ストレートフラッシュ |
37260通り |
0.029% |
フォーカード |
224848通り |
0.17% |
フルハウス |
3473184通り |
2.59% |
フラッシュ |
4047644通り |
3.02% |
ストレート |
6180020通り |
4.61% |
スリーカード |
6461620通り |
4.82% |
ツーペア |
31433400通り |
23.5% |
ワンペア |
58627800通り |
43.8% |
ハイカード(ノーペア) |
23294460通り |
17.4% |
ボードで必要な確率はここらへんでしょうか。テキサスホールデムは7枚使うので必然と大役になりやすいのが面白いですね。
勝率が上がるアドバイス
さて、ここからは勝率を上げるアドバイスを解説していきたいと思います。
ブラフ(ハッタリ)を巧みに使い、相手を惑わそう
どうしても降りれない勝負があった時や中途半端な手札になった時、ブラフを生かせるかどうかが勝負を分けます。
・ブラフのメリット
ブラフのメリットは当然、相手をフォールドさせることができるということ。勝負から降ろすので自分の手札が弱くても勝てる(正確には不戦勝)のが唯一最大のメリットです。
・ブラフのデメリット
一方、ブラフはデメリット・・・というよりリスクの方がデカいためあまり使わない方がいいです。ブラフは大抵、ベット額を上げる行為になるのですが、相手が引っかからないと単純に弱い手札なのに損失を増やしただけになってしまいます。
フォールドする勇気を持とう
ポーカーにおいて、もっとも大事なことはベットを増やすのではなく、ベットを守ることです。自分のホールカード、ボードにも視野を広げて、勝つことだけでなく負けることも想定に入れて計算しましょう。その上で、負けるかもしれない戦いには潔くフォールドする勇気も必要です。負けるが勝ちですよ!
自分のポジションの持つ特徴を理解しよう
テキサスホールデムを遊ぶ際、自分のポジションについて深く考えていますか?テキサスホールデムでは図のような配置で座りますが、この時重要なのはSB、BB、UTG、BTNです。
まずSBとBBは初手に関わらずに強制的にベットしなくてはなりません。
つづいて、UTGはSBとBB、つまり強制ベットの次なので相手の出方が分からず、自分のホールカードのみで判断しなくてはいけません。
BTNは最後にアクションできるため、相手の出方を見た後に判断できます。
つまり、上から強い順にBTN→MP2→MP1→BB→SBとなると言うことです。
自分が今どのポジションにいるか、しっかりと把握しておきましょう。
オンカジ歴7年
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