マーチンゲール法といえば最も有名なシステムベット法ですが、オンラインカジノの定番ゲームであるブラックジャックでも使えるのでしょうか?
実はきちんと使い方を知っていればブラックジャックでもマーチンゲール法が有効な攻略法になりえるのです。
この記事ではブラックジャックにおけるマーチンゲール法について詳しく解説します。
- ブラックジャックでマーチンゲール法が使えるのか?
- ブラックジャックでのマーチンゲール法の使い方
- マーチンゲール法をより効果的にする方法
- マーチンゲール法のメリット・デメリット
ブラックジャックでマーチンゲール法は使える?
ブラックジャックのような複雑なルールのゲームでシステムベット法のひとつであるマーチンゲールを使うことができるのでしょうか?
ここでは、そもそもマーチンゲール法とは何なのか?ブラックジャックでも有効なのかを?を説明します。
マーチンゲール法とは?
ギャンブルにおいて、一定のルールに基づいて賭け金を決めることで勝つ確率を上げる攻略法をシステムベット法といいます。
マーチンゲール法は最も有名かつシンプルなシステムベット法で、負けると賭け金を失い、勝つと2倍になる勝負において、負けるごとに賭け金を2倍にしていき、勝ったら賭け金を元に戻すという方法です。
1度勝負に負けても次に2倍の賭け金で勝つことができれば、1度目の勝負で負けた額を取り戻し、さらに当初の賭け金と同額のプラスを得ることができます。
連続して負けても1度勝つとそれまでの負け額をすべて取り戻し、収支がプラスになるため、ずっと続けていれば最終的には絶対に勝てるという、シンプルながら効果的なシステムベット法なのです。
ブラックジャックではマーチンゲール法が有効
マーチンゲール法は主にルーレットの赤・黒のように約1/2の確率の勝負に使用されるシステムベット法です。
そのため、ブラックジャックのように複雑なルールのゲームではマーチンゲール法は使えないと勘違いされてしまいがちです。
しかし、ゲームの流れは多少複雑なものの、ブラックジャックはプレイヤーがディーラーに対して勝つか負けるかの2択の勝負で、一部例外を除き、勝てば賭け金が2倍になるため、マーチンゲール法を使う条件をクリアしているのです。
途中でダブルダウンやスプリットによって賭け金が変動してしまうパターンがありますが、それもあらかじめルールを決めておけば問題なく対応可能です。
ブラックジャックでマーチンゲール法を使う方法
ブラックジャックでは、ダブルダウンやスプリットといった選択しがあり、ゲームの途中で賭け金が変わってしまうことがあるため、そのままではマーチンゲール法を使うことはできません。
そのため、ダブルダウンなどのアクションを選択した場合のルールをあらかじめ知っておく必要があります。
基本的な賭け金の決め方
マーチンゲール法における基本的な賭け金の決め方はとてもシンプルです。
最初に基本となる賭け金を決めます。そして、負けると次の勝負では賭け金を2倍にし、勝ったら最初の賭け金に戻します。
これを繰り返すことで、最後に勝ったタイミングで終わることができれば必ず手元の資金がプラスになります。
回数 | 賭け金 | 前ゲームまでの負け額 | 勝った場合の配当 |
---|---|---|---|
1回目 | 1ドル | 0ドル | 1ドル |
2回目 | 2ドル | 1ドル | 2ドル |
3回目 | 4ドル | 3ドル | 4ドル |
4回目 | 8ドル | 7ドル | 8ドル |
5回目 | 16ドル | 15ドル | 16ドル |
例として、基本となる賭け金を1ドルに設定したとしましょう。
最初に1ドルベットして、負けるたら2ドルにし、さらに負けたら4ドルにし、それでも負けたら8ドルにし、勝ったらまた1ドルに戻します。
このようにすると、何回目で勝っても必ず最初に賭けた金額と同額のプラス収支となることがわかります。
なお、引き分けの場合は、その勝負の収支は考えなくて良いので、次回も同じ金額を賭けます。
ダブルダウン後の賭け金の決め方
ダブルダウンした場合も、プレイヤーが勝つことができた場合は、その時点で収支がプラスになるため、次のゲームでは最初の賭け金に戻せばOKです。
プレイヤーが負けた場合は、次のゲームでの賭け金は2倍ではなく1.5倍にします。
例えば、最初に1ドル賭けてダブルダウンした場合には賭け金は2ドルになります。
この状態で負けると損失は2ドルになるため、損失を取り戻して最初に賭けた額と同額のプラス収支とするには、次に勝った時に3ドルになればよいため、次のゲームの賭け金は1.5倍の3ドルになるのです。
これは1回目だけでなく、何度目の勝負でダブルダウンした場合も同じように1.5倍すればOKです。
スプリット後の賭け金の決め方
スプリットをした場合も、プレイヤーが勝った場合は最初の賭け金に戻し、引き分けなら同額を賭け、負ければ賭け金を引き上げます。
しかし、スプリットはハンドが2つに分かれるため、考えられるパターンが多く判断が少し複雑です。
結果 | 次のゲームの賭け金 |
---|---|
2勝 | 最初の賭け金に戻る |
1勝1分 | 最初の賭け金に戻る |
1勝1敗 | スプリット前の同額 |
0勝2分 | スプリット前の同額 |
1敗1分 | スプリット前の2倍 |
2敗 | スプリット前の3倍 |
2勝や1勝1分で勝利したときはトータルプラスになるため、最初の賭け金に戻せばOK、1勝1敗や両方引き分けのパターンはそのゲーム自体が引き分けになり収支が動かないので次のゲームも同額を賭ければOKです。
負けた場合は1敗1分と2敗で損失額が異なるため、次のゲームの賭け金が異なりますので注意しましょう。
インシュランス後の賭け金の決め方
インシュランスすると賭け金が1.5倍になり、配当のパターンが細かくなるため、覚えるパターンも複雑です。
結果 | 次のゲームの賭け金 |
---|---|
インシュランス成功 | インシュランス前の賭け金と同額 |
勝ち(インシュランス失敗) | インシュランス前の賭け金の半分 |
引分け(インシュランス失敗) | インシュランス前の賭け金の1.5倍 |
負け(インシュランス失敗) | インシュランス前の賭け金の2.5倍 |
しかし、ブラックジャックの基本戦術としてはインシュランスは使わないというのが定石なので、あえて覚えずインシュランスはしないと決めておくのもアリでしょう。
サレンダー後の賭け金の決め方
サレンダーはプレイヤーが不利と判断した場合に、賭け金の半分を支払うことで勝負から降りるアクションです。
インシュランスと似たアクションですが、結果は賭け金の半分を失うという1パターンしかないので、賭け金の計算はとてもシンプルです。
サレンダーの後は賭け金を1.5倍にすれば、マーチンゲール法をその後のゲームでも有効に使うことができます。
ブラックジャックでマーチンゲール法をより効果的にする方法
ブラックジャックでマーチンゲール法を使うにあたって、より効果を発揮し、勝率をアップさせる方法を解説します。
どれも基本的な内容なので、これからマーチンゲール法を活用したい方は参考にしてください。
他の攻略法と組み合わせる
ブラックジャックではシステムベット法以外にも有効な攻略法があり、それらの攻略法を使うことで勝率をアップさせることができます。
マーチンゲール法は、それらの他の攻略法と組合せて使うことができるので、実践では両方の攻略法を使うことがポイントです。
マーチンゲール法では、1回ゲームに勝って得る収支は決まっていますが何回目で勝てるかわからないため、勝率をアップさせて少しでも連敗の可能性を低くすることが勝利のカギとなります。
ブラックジャックで勝率をアップさせる攻略法としては、最善手をまとめたベーシックストラテジーやカウンティングなどの手法があります。
途中でベット額を変更しない
システムベット法で最も重要なことは、賭け金を決めるルールを守ることです。
マーチンゲール法では、それまで何度負けても常に1回勝負に勝てば最初に決めた賭け金と同額のプラス収支を得ることができます。
しかし、これは賭け金のルールを守った場合の話です。
連続で負けたために弱気になり「次も負けるかもしれない」と賭け金を上げるのをやめたり、逆に「今の勝負に勝ったんだから次も勝つだろう」と賭け金を上げたりしたら、前提が崩れてしまい、計算通りの結果を得ることができなくなります。
最初に賭ける額は少なめにする
マーチンゲール法では負けるたびに賭け金を上げていく必要があるので、最初から大きく勝負すると資金がパンクしてしまう恐れがあります。
そのため、最初に賭ける金額は少なめにすることが大切です。
少なめの金額から始めることで、連続して負けても最終的に勝利するまで資金を保つことができるのです。
金額をどうやって決めるかはいろいろな考え方がありますが、軍資金の1%から多くても5%以内にしておくと良いでしょう。
ブラックジャックでマーチンゲール法を使うメリット
マーチンゲール法はギャンブルでは有名な攻略法です。
ブラックジャックでマーチンゲール法を使うとどのようなメリットがあるかを解説します。
シンプルで分かりやすいシステムベット法
ギャンブルにおいて最も難しいのは、感情的にならずにゲームをコントロールすることですが、なかでも賭け金のコントロールは難しいものです。
勝っていると気が大きくなって一気に勝負したり、負けると消極的になりすぎたりやけになったりしてしまいます。
そのため、あらかじめ戦略を決めておくシステムベット法は有効なのです。
マーチンゲール法はシステムベット法のなかでもシンプルで分かりやすい方法なので、興奮したり緊張したりしていても計算を間違えたりする心配がなく、ルールに従うだけで賭け金のコントロールができるため、特にシステムベット法初心者の方にもおすすめです。
理論上は確実に勝てる
マーチンゲール法の最大のメリットは、無限にゲームを繰り返せばいずれ必ず勝てるということです。
もちろん現実的に無限にゲームを繰り返すことはできませんが、十分な回数ゲームをプレイすれば、まず間違いなく勝利することができます。
例えば勝率1/2のゲームで10連敗する確率は1/1024、0.1%以下です。さらに20連敗する確率は100万分の1以下の確率です。
こう考えると20連敗なんてまずないという気がしてきますよね。
このように、マーチンゲール法を使えば最終的には必ず勝つことができるのです。
ブラックジャックでマーチンゲール法を使うデメリット
理論的には、必ず勝利できるはずのマーチンゲール法ですが、逆にデメリットはないのでしょうか?
ここではマーチンゲール法のデメリットについて説明します。
ベット額が高額になるリスク
マーチンゲール法では負けるたびに賭け金を2倍にしていきます。
そのため、最初は少ない賭け金でも連敗しているとすぐに高額な賭け金になってしまいます。
最初に1ドル賭けた場合、2回目は2ドル、3回目は4ドルと、最初のうちは大した金額には思えませんが、10連敗した場合に次に賭ける金額は1,024ドルにもなります。
10連敗などめったに起きることではありませんが、確率である以上、絶対ということはありません。
最終的に必要な賭け金が軍資金を上回ってしまえば、それ以上賭けることができないため負けということになってしまいます。
最終的な勝利金が限定的
マーチンゲール法では、1度の勝利でそれまでの負け額をすべて取り戻すことができます。
しかし、トータルの収支は最初に決めた基本の賭け金と同額のプラスにしかなりません。
最初に1ドルの賭け金でスタートした場合には、「プレイヤーのブラックジャック成立で賭け金が2.5倍になる」などの例外を除き、1度の勝利では1ドルしかプラス収支にならないのです。
このように、どんな時でも得られる勝利金が一定で、限定的な金額にしかならないのがマーチンゲール法のデメリットです。
マーチンゲール法を実践できるブラックジャック3選
オンラインカジノには多くのブラックジャックがあり、それぞれ特徴があります。
ここではマーチンゲール法を実践しやすいブラックジャックを3つ厳選して紹介します。
シングルデックブラックジャック
シングルデックブラックジャック | |
---|---|
プロバイダー | Play’n GO |
ペイアウト率 | 99.89% |
最小ベット | 1ドル |
最大ベット | 100ドル |
カジノのテーブルゲームでは通常1組のトランプではなく、6組や8組など複数のトランプを混ぜて使用します。
こうすることでカウンティングなどの攻略法を防止するだけでなく、プレイヤー側の勝率もわずかに下がり、カジノ側に有利になるのです。
シングルデックブラックジャックは、1組のトランプだけでゲームを行うため、通常のブラックジャックよりプレイヤーの勝率が高く、カウンティングなどの攻略法を有効に使うことができます。
連敗の可能性が下がることで、マーチンゲール法もより有効に使えるのです。
インフィニットブラックジャック
インフィニットブラックジャック | |
---|---|
プロバイダー | Evolution Gaming |
ペイアウト率 | 99.56% |
最小ベット | 1ドル |
最大ベット | 5,000ドル |
インフィニットブラックジャックは、ライブカジノゲームながら席数が無限でいつでも待つことなく気軽にプレイできるブラックジャックです。
1つの手札を共有してプレイしますが、それぞれのプレイヤーはちゃんとヒットやスタンドといったアクションを自由に選ぶことができます。
ルールはオーソドックスなブラックジャックですが、賭け金が1ドルから5,000ドルまで選択できるため、少額から賭け金を上げていくマーチンゲール法を使いやすくなっています。
フリーベットブラックジャック
フリーベットブラックジャック | |
---|---|
プロバイダー | Evolution Gaming |
ペイアウト率 | 98.45% |
最小ベット | 1ドル |
最大ベット | 2,500ドル |
フリーベットブラックジャックは、ダブルダウンやスプリットといったアクションを選択したときに追加の賭け金を支払わなくてよいという、変則ルールのブラックジャックです。
ブラックジャックでマーチンゲール法を使う場合、ダブルダウンやスプリットなどをしたときに賭け金が変動するため、次のゲームで賭ける金額を計算する手間が増えてしまいます。
フリーベットブラックジャックでは、賭け金がゲーム中に変動することがないため、最もシンプルなマーチンゲール法をそのまま使うことができます。
マーチンゲール法を活用してブラックジャックで勝負しよう
マーチンゲール法は200年以上の歴史を持つ最も古いシステムベット法といわれます。
それだけ古い攻略法が今でも使われているのは、それだけシンプルで有効な方法だからでしょう。
ブラックジャックではマーチンゲール法をそのまま使うことはできませんが、この記事で紹介した方法で応用すれば有効に使うことができます。
シンプルで簡単な方法なので、初心者からベテランまで使える方法です。
これまでシステムベット法を使ったことがない方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。