

ブラックジャックはオンラインカジノの定番テーブルゲームの一つです。シンプルなルールで、ビデオゲームでもライブカジノゲームでも人気があります。
そのブラックジャックで、メインとなる賭けのほかにできる遊び方にサイドベットという賭け方があります。
サイドベットは多彩な賭け方が可能で、配当の倍率も高くなるのが特徴です。メインの賭けと合わせてサイドベットを行うことで、ブラックジャックがよりエキサイティングなゲームになります。
この記事では、ブラックジャックのサイドベットに興味のある方のために、サイドベットの種類や賭け方、さらにメリット・デメリットまで詳しく説明します。
- ブラックジャックのサイドベットとは?
- サイドベットの種類
- サイドベットのメリット・デメリット
ブラックジャックのサイドベットとは?
ブラックジャックは、21以内でなるべく大きな数字を目指し、ディーラーよりも強い(21に近い)にすると勝利となるゲームです。
ブラックジャックのサイドベットは、この一連のゲームの中で、ディーラーとの勝負とは別に特定のカードの組み合わせやゲーム展開になった場合に成立する役によって勝敗が決まります。
例えば・・・
- 最初にプレイヤーの手元に配られた2枚のカードでペアができている
- プレイヤーに配られる最初の2枚のカードと、ディーラーに配られるアップカードの3枚のカードが連番になっている
- プレイヤーに配られる最初の2枚のカードと、ディーラーに配られるアップカードの3枚のカードの合計が21
など、特定の状況が発生することを予想して賭けるのです。
ブラックジャックでは、通常配当倍率は2倍ですが、サイドベットでは100倍以上の高配当を狙うことが可能です。
もちろんそのぶん発生する可能性は低いのですが、ブラックジャックで勝負しつつ、資金に余裕が出てきたらサイドベットで一獲千金を狙うなど、多彩な遊び方ができます。
ブラックジャックのサイドベットの種類
オンラインカジノでは様々なプロバイダーが配信する豊富なブラックジャックがあり、それぞれに特徴があります。もちろんサイドベットもゲームにより多少異なりますが、大まかな種類は共通することが多く、配当倍率も相場があります。
ここでは多くのブラックジャックで採用されているサイドベットの種類と相場の配当倍率を紹介します。
ブラックジャックのサイドベットには非常の多くの種類があるので、これですべてというわけではありませんが、メジャーなものは一通り紹介しますので、これからサイドベットにチャレンジしてみたい方は参考にしてください。
紹介するサイドベットの種類と相場の配当倍率はあくまで多くのゲームで採用されているものの相場で、実際にはゲームにより異なるので注意してください。
21+3
ブラックジャックで最初に配られるプレイヤーのカード2枚とディーラーの表向きのカード1枚の計3枚でポーカーの役ができることに賭けるのが「21+3」ベットです。
配当の付く役はスリーカードポーカーの役が元になっていますが、ポーカーのようにカードを入れ替えたりはできないので、役ができる可能性はより低くなっています。その分レアな役が出れば一発で高配当ゲットのチャンスです。
役の名前 | 成立条件(組合せ例) | 配当倍率 |
---|---|---|
スーテッドトリップス | 3枚のカードのスート(マーク)と数字がすべて同じ![]() ![]() ![]() |
100倍 |
ストレートフラッシュ | 3枚のカードのスート(マーク)が同じで数字が連番![]() ![]() ![]() |
40倍 |
スリー・オブ・カインド | 3枚のカードの数字がすべて同じ![]() ![]() ![]() |
30倍 |
ストレート | 3枚のカードの数字が連番![]() ![]() ![]() |
10倍 |
フラッシュ | 3枚のカードのスート(マーク)がすべて同じ![]() ![]() ![]() |
5倍 |
配当役は上の表のとおりです。
比較的よく出るフラッシュから、めったに出ないけど高配当が狙えるスーテッドトリップスまで、配当倍率は5~100倍となっていて、意外とバランスよく狙える賭け方です。
最高役であるスーテッドトリップスは3枚のカードのスート(マーク)と数字がすべて同じである必要がありますが、通常一組のトランプには同じスートと数字のカードは1枚しかありません。
これは、オンラインカジノのブラックジャックではカウンティングなどのイカサマ防止とゲームの効率化のため、複数組のトランプを混ぜて使うので成立するのです。
このためシングルデック(トランプ1組)のブラックジャックではスーテッドトリップスは成立しないので覚えておきましょう。
ホット3
ブラックジャックで最初に配られるプレイヤーのカード2枚とディーラーの表向きのカード1枚の計3枚の数字の合計が19~21の場合に配当が付くのが「ホット3」ベットです。
役の名前 | 成立条件 | 配当倍率 |
---|---|---|
7-7-7(ホット3) | 3枚のカードがすべて7![]() ![]() ![]() |
100倍 |
スーテッド21 | 3枚のカードのスート(マーク)が同じで数字の合計が21![]() ![]() ![]() |
20倍 |
アンスーテッド21 | 3枚のカードの数字の合計が21![]() ![]() ![]() |
4倍 |
20 | 3枚のカードの数字の合計が20![]() ![]() ![]() |
2倍 |
19 | 3枚のカードの数字の合計が19![]() ![]() ![]() |
1倍 |
配当役は上の表のとおりです。
配られるカード1枚の平均値は約6.5なので、「6.5×3=19.5」と考えると、合計20・19の役が成立する可能性はかなり高くなっています。実際に20は配当倍率2倍、19は配当倍率1倍で、かなり高確率で出ることがわかります。
一方で、最高役の7-7-7(ホット3)の配当倍率はブラックジャックのサイドベットでは最高倍率である100倍なので、高配当も狙うことができます。
手堅く守りながらも高配当が狙える賭け方ですね。
すべての役でスートと数字が同じカードが必要ないので、シングルデック(トランプ1組)のブラックジャックでもすべての役が成立します。シングルデックのブラックジャックでは100倍以上を狙える唯一の賭け方です。
なお、ブラックジャックでは10以上のカード、10・j・Q・Kはすべて10になります。また、Aは1または11の両方の役目を果たします。ホット3の数字の計算もこのルールに基づきますので、サイドベットをするなら覚えておきましょう。
パーフェクトペア
最初に自分の手札として配られる2枚のカードがペア(同じ数字)になることに賭けるのがパーフェクトペアです。ゲームによってはエニーペアという名前で呼ばれることもあります。
役の名前 | 成立条件 | 配当倍率 |
---|---|---|
パーフェクトペア | 2枚のカードのスート(マーク)と数字が同じ![]() ![]() |
30倍 |
カラーペア | 2枚のカードの色と数字が同じ![]() ![]() |
10倍 |
ミックスペア | 2枚のカードの数字が同じ![]() ![]() |
5倍 |
配当役は上の表のとおりです。
自分の手元に来る2枚がペアになるかどうかなので、とてもシンプルな勝負になります。
数字が同じならミックスペア、さらに色が同じならカラーペア、スートも数字も同じならパーフェクトペアと、一致する内容が増えるごとに配当倍率が上がっていきます。
2枚のカードが一致していればよいため、配当倍率は5~30倍と、ディーラーのカードも一致する必要がある賭け方に比べると爆発力はありませんが、通常のブラックジャックに比べると大きく勝てます。
ただし、パーフェクトペアは2枚のカードのスートと数字が同じ必要があるため、シングルデック(トランプ1組)のブラックジャックではパーフェクトペアは成立しません。その場合は一気に最高倍率が下がってしまうので注意しましょう。
なお、ブラックジャックでは10以上のカード、10・j・Q・Kはすべて10として扱われますが、ペアの判定時は10・j・Q・Kはそれぞれ別の数字として扱われますので注意しましょう。
その他のサイドベット
ブラックジャックのサイドベットにはまだまだ多くの種類があります。ここで代表的なその他のサイドベットを一気に紹介します。
役の名前 | 成立条件 | 配当倍率 |
イージーマッチ | 自分に配られた最初の2枚のカードのスート(マーク)が同じ![]() ![]() |
3倍 |
ロイヤルマッチ | 自分に配られた最初の2枚のカードが同じスートのQとKの組み合わせ![]() ![]() |
20倍 |
オーバー13 | 自分に配られた最初の2枚の合計値が13より大きい![]() ![]() |
1倍 |
アンダー13 | 自分に配られた最初の2枚の合計値が13より小さい![]() ![]() |
1倍 |
バストイット | ディーラーがバスト(21を超えてしまう)する ※バストした時点での枚数が多いほど高配当 ![]() ![]() ![]() |
2倍~200倍以上 |
マッチザディーラー | 自分に配られた最初の2枚のどちらかがディーラーのカード同じ数字![]() ![]() ![]() |
4倍 |
自分に配られた最初の2枚のどちらかがディーラーのカード同じスートと数字![]() ![]() ![]() |
10倍 | |
スーパーセブン | 自分に配られた最初のカードの数字が7![]() |
3倍 |
自分に配られた最初の2枚のカードの数字が7![]() ![]() |
50倍 | |
自分に配られた最初の2枚のカードが同じスートの7![]() ![]() |
100倍 | |
最初の2枚とヒットして配られたカードの計3枚のカードの数字が7![]() ![]() ![]() |
500倍 | |
最初の2枚とヒットして配られたカードの計3枚のカードが同じスートの7![]() ![]() ![]() |
5000倍 |
ほぼ1/2で当たるシンプルなオーバー13・アンダー13から5000倍の超高配当を狙えるスーパーセブンまでバラエティ豊かな賭け方があります。
もちろん、ここに紹介している以外にも様々なサイドベットがあり、ゲームによって採用されているものも、採用されていないものもあるので、オンラインカジノでブラックジャックを遊ぶときに、サイドベットの種類でゲームを選ぶのもありですね。
ブラックジャックのサイドベットは最初にテーブルに配られたカードで勝負が決まるものが多いのですが、スーパーセブンのようにゲームがある程度進行して勝負が決まるものもあります。
最初に配られたカードで勝負が決まる場合は、その後の戦略に影響しませんが、ゲームが進行して勝負が決まるタイプのサイドベットはその後の戦略にも影響します。
例えばスーパーセブンでは自分に配られた最初の2枚のカードの数字が7だった場合、ヒットして次に7がくれば一撃高配当をゲットするチャンスです。ここでステイすると高配当ゲットのチャンスはありません。しかし、ブラックジャックのメインの賭けであるディーラーとの勝負ではステイしたほうが有利といった矛盾した状況も発生しうるので注意しましょう。
ブラックジャックのインシュアランス
ブラックジャックにはインシュアランスという特殊なベットがあります。ちなみにインシュアランスとは保険という意味です。
インシュアランスは、ディーラーのアップカードがAだった場合に賭けることができるもので、ディーラーの裏向きのもう1枚が10(10・J・Q・K)だった場合に2倍の配当が付くというものです。
ブラックジャックではAと10(10・J・Q・K)の組合せはブラックジャックという最強の手となり、ディーラーがブラックジャックだった場合は無条件でプレイヤーは敗北となります。このため、最初の1枚がAだった場合にインシュアランス(保険)をかけられるルールとなっているわけです。
10以上のカードはすべて10と扱われるため10が出る可能性は他の数字の4倍もあります。そのため、インシュアランスは有効な手段のように思えますが、実際には期待値が低いため、インシュアランスにはベットしないのがセオリーとされています。
インシュアランスは、ブラックジャックのサイドベットの1種類として紹介されることがありますが、ゲームの進行に応じて選択できる手段の1つであり、一般的にはサイドベットではないと考えられます。
ブラックジャックのサイドベットのメリット・デメリット
ブラックジャックを遊ぶうえでサイドベットは必須ではありません。サイドベットをしてもしなくてもブラックジャック自体をプレイすることは問題なく可能です。
そのうえで、サイドベットをするかしないかはプレイヤー次第ということになります。
ここではブラックジャックのサイドベットのメリット・デメリットを説明しますので、サイドベットをするかどうかの参考にしてみてください。
ブラックジャックのサイドベットのメリット
サイドベットの最大のメリットは、ブラックジャックで高配当を狙えるということでしょう。
ブラックジャックの配当は通常2倍、ブラックジャックを引いても2.5倍です。ところがサイドベットでは20倍30倍100倍、それどころか1000倍以上の高配当を狙うことも可能です。
もちろん高配当のサイドベットはその分当たりにくく、それだけでは負け続けになりかねません。しかし、ブラックジャックではメインの勝負があるので、そちらで手堅く勝負しながら、資金に余裕がでたらサイドベットで大きく勝負するといった賭け方も可能です。
また、ブラックジャックは、ディーラーとの勝負ではありますが、ディーラーはルールに従ってカードを配るだけなので、数学的にパターンごとの最善の手が判明しています。
そのため、ブラックジャックを淡々とプレイしているだけだと、機械的なプレイになってしまいがちなので、サイドベットを取り入れて賭け方にバリエーションをつけることで、よりブラックジャックを楽しむことができるでしょう。
ブラックジャックのサイドベットのデメリット
サイドベットは高配当を狙える分、当たりにくい賭け方です。もちろんサイドベットでも手堅く勝負できる賭け方はあるのですが、そうすると配当倍率は低くなり、高配当を狙えるサイドベットのメリットが活きません。
オンラインカジノのゲームは他のギャンブルと比較して、賭け金に対するプレイヤーへの還元率が高いと言われています。特にブラックジャックは還元率は高く、ゲームによりますが、96%~102%もの高い還元率を誇ります。
しかし、この高い還元率はあくまでブラックジャックのメインの勝負の話です。サイドベットでは高い配当倍率を考慮しても、還元率は低めになってしまいます。
とはいえ、サイドベットの還元率は94%~96%程度に設定されていることが多く、パチンコや競馬などと比べればはるかに高い還元率ですし、配当倍率が高いため短期勝負をかけやすく、期待値が収束する前に一気に勝負すれば十分に価値を見込めるはずです。
サイドベットが試せる!おすすめのブラックジャック3選
オンラインカジノには多くのブラックジャックがあります。ここではその中でも人気のあるブラックジャックの中からサイドベットが遊べるものを3つ厳選して紹介します。
インフィニット・ブラックジャック
インフィニット・ブラックジャックはインフィニット(無制限)という名前の通り、席数が無制限のため他に多くのプレイヤーがいても席が空くのを待つ必要がないブラックジャックです。いつでも気軽に遊べるのが良いところですね。
ただし、参加しているプレイヤーが手を選択してからゲームが進むので、プレイヤー数が多いとゲームの進行がもたつくことがあります。また、複数のプレイヤーで同じカードを使ってプレイしますが、ヒット・スタンドといった選択はちゃんとプレイヤーごとに行うことができます。
ルールはオーソドックスなスタイルのブラックジャックなので、まずは基本的なブラックジャックから試してみたい、シンプルなルールが好きといった方に向いているでしょう。
サイドベットは「エニーペア(パーフェクトペア)」「21+3」「ホット3」「バストイット」の4種類があり、基本的なサイドベットはそろっているので、サイドベットを楽しむこともできます。
ブラックジャックが初めてという初心者の方はルールを覚える意味でも最初にプレイするのにはおすすめのブラックジャックですね。
ライトニング・ブラックジャック
ライトニング・ブラックジャックは高配当が狙えるマルチプライヤーで人気のライトニングシリーズのブラックジャックです。
先にリリースされていたライトニング・バカラやライトニング・ルーレットもオンラインカジノでは高い人気を誇っていましたが、ライトニング・ブラックジャックも非常に人気のあるブラックジャックとなっています。
最大の特徴はゲームごとに設定されるマルチプライヤーで、ディーラーの左右に表示されるマルチプライヤーが成立すると通常のブラックジャックよりも高い配当を得ることができます。もちろんただでマルチプライヤーをもらえるわけではなく、通常の賭け金と別に賭け金と同額のマルチプライヤー手数料がかかります。
マルチプライヤーは1つ前のゲームの結果を元に設定されるので、毎ゲーム変動するため、ゲームが単調にならず、毎ゲームエキサイティングできること間違いなしです。
このマルチプライヤーも一種のサイドベットと考えることもできるので、自分で毎回いろいろと考えるより、自動で高配当が付いたほうがいいという方はライトニング・ブラックジャックはおすすめです。
オールベット・ブラックジャック
オールベット・ブラックジャックは豊富なサイドベットが特徴のブラックジャックです。メインのブラックジャック自体はオーソドックスなルールなので、初心者でも問題なくプレイすることができるでしょう。
サイドベットは6種類用意されていて、最大で2000倍もの高配当を狙うことができます。
- Buster Blackjack・・・ディーラーがバーストする。バースト時の枚数が多いほど配当が増える。
- TOP3・・・プレイヤーの2枚とディーラーのオープンカード計3枚で3カードポーカーの役ができると成立
- 21+3・・・プレイヤーの2枚とディーラーの2枚の計4枚で3カードポーカーの役ができると成立
- Lucky Lucky・・・プレイヤーの2枚とディーラーのオープンカード計3枚が特定の組合せになると成立
- Player Pair・・・プレイヤーに配られる2枚がペアになっていると成立
- Dealer Pair・・・ディーラーに配られる2枚がペアになっていると成立
ブラックジャックのサイドベットにハマった!サイドベットを遊び倒したい!という方はぜひオールベット・ブラックジャックにチャレンジしてみましょう。